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薬の副作用 排尿阻害やめまい、手や足先のしびれにも影響

薬の副作用には要注意

「尿切れが悪く、何度もトイレに行ってしまう」「いつも残尿感がある」──これらの症状を“若い頃とは違うから”で片付けてしまってはいけない。

「50歳以上の男性の約3割、70歳以上の約8割は前立腺肥大だといわれていて、前立腺が大きくなることで尿道が狭くなるので尿が出にくくなる。しかし、それとは別に、薬の副作用によって排尿が阻害されている可能性もある」

 そう指摘するのは池袋セルフメディケーションの薬剤師・長澤育弘氏だ。

「鼻炎や皮膚疾患など、アレルギー症状を抑える薬のなかには、副作用で尿道が収縮してしまい尿の通りが悪くなるものがあります。すると尿意を催してトイレに行っても出にくかったり、尿が出し切れずにトイレに行く回数が増えたりしてしまうケースがある」(以下、「 」内はすべて長澤氏)

 こうした症状を副作用として持つ薬もある。服用しているなら、疑ってみたほうがいい。“見分け方”にはこんな目安がある。

「薬の副作用が原因の場合は、排尿時に性器の根元付近に痛みを伴うことが多い。一方、加齢による前立腺肥大では、痛みが伴うことはあまりありません」

 加齢によるものと思い込みがちな肘や膝など関節の痛みも、薬の副作用が原因かを見極める必要がある。

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