実際に眞子さまは5月11日、東京・千代田区で行われた「みどりの感謝祭」式典にご出席された。23日には長野県で「全国都市緑化祭」に臨席される予定だ。
特筆すべきは、先頃、紀子さまが眞子さまを連れられ、おふたりで京都を訪れられたことだ。
「この数年、私的なご旅行でも、眞子さまは秋篠宮さまとおふたりで出かけられることが多かった。紀子さまが悠仁さまとおふたりで旅行されることが多かったからです。紀子さまと眞子さまの母娘の1泊2日は珍しい」(前出・宮内庁関係者)
前述のみどりの感謝祭での公務を終えられた11日に東京を発ち、大聖寺(京都市上京区)を訪問された。その“小旅行”には、紀子さまのある願いが込められている。
「紀子さまは2015年から『大聖寺文化・護友会』の名誉総裁を務められていますが、ゆくゆくはそのお立場を、眞子さまに譲りたいというお気持ちがあるのでしょう。これから先のことにもお考えを巡らせつつ、おふたりでゆっくりとお話ができたのではないでしょうか。直接的ではないにせよ、小室さんとの関係を考え直す機会にと、紀子さまは考えられたと思います」(前出・別の宮内庁関係者)
眞子さまは7月に、ペルーやボリビアなど南米諸国を訪問される予定だ。
「あちこちの公務にお出ましになれば、その分、多くの人とかかわられることになります。そこには“新しい出会い”もあります。多忙な公務という場は、小室さんとの未来を考え直すとともに、新たな“婚活”の場でもあるのでしょう」(前出・別の宮内庁関係者)
娘が自然に別れの道を選ぶための母の工作──。それは、眞子さまも敏感に感じ取られているに違いない。
「紀子さまは、悠仁さまを立派な天皇に育てることが一丁目一番地の使命とお考えです。ただ、眞子さまの結婚のこじれが、悠仁さまの将来にも少なからぬ影響が出ていることは否めません。
眞子さまは、“だから母は私の結婚に反対なのか”とお感じになり、小室さんのことで意固地になられているところもあるのではないか。眞子さまは、結婚して皇室を離れる身だと自覚してずっと生きてこられたわけだから、“結婚だけは自由にしたい”というお気持ちも理解できます」(皇室ジャーナリスト)
昨今、女性宮家創設の早急な議論が求められている。それに伴い、眞子さまと結婚したら、小室さんが「圭殿下」となる日がくるかもしれないと報じられている。それを国民が受け入れられるかどうか。
童話『北風と太陽』では、旅人の上着を脱がせたのは、冷たく吹く北風ではなく、暖かく包み込むような太陽だった。眞子さまの心をほどくのは、結婚反対という強い風なのか、共に公務に励む母親のお気持ちなのか──。
※女性セブン2019年6月6日号