大関陥落を味わわされた栃ノ心は名古屋では満を持してリベンジに挑む。さらに、上位にひしめくガチンコ勢からも狙われる。
「貴景勝はスポンサー筋にも人気抜群で、5月場所の指名懸賞は340本と断トツ。懸賞本数が増えれば、もともと“相手が休場明け”といった事情などお構いなしのガチンコ勢が、さらに目の色を変えてくる」(前出の後援会関係者)
白鵬の野望、師匠の残した遺恨、そして群がる“懸賞金ハンター”たち──数多の逆風が、来場所の貴景勝を待ち受ける。名古屋はまさに、正念場となる。
※週刊ポスト2019年6月7日号