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中国の結婚式「花嫁の介添え役女性に問題行為」で追及か

宗教への取り締まりが厳しくなっている

パーティでの蛮行が問題に

 結婚式は二人の門出を祝う厳粛なもの。だが中国ではその日におよそ似つかわしくない事態が起こることが問題視されているという。現地の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。

 * * *
 5月の中旬、中国のネット市民の話題となった一本の動画がある。それはベッドの上に白いドレスを着て並んで座る4人の若い女性が、取り囲まれた男性たちの押し倒されたり、抱きつかれたりしている動画だ。周りには、はやし立てるような卑猥な言葉が飛び交っていて、すぐに異常なことがこの空間内で起きていることが伝わってくる。

 動画のなかの女性たちは、明らかに怯えながら、小さな抵抗を試みているものの、多勢に無勢だ。動画の最後の方では、脱いでいた下着を履く男性の姿も映っている。いわゆる胸糞が悪くなる動画だ。

 これは広東省の順徳で行われた結婚式の後のパーティーのなかで撮られた動画とされる。撮影者が仲間のグループチャットにあげていたものを警察が見つけ、撮影者が特定されて事件となった。

 被害者は、婚礼に際して花嫁の介添え役として付く若き女性で、中国語で「伴娘」と呼ばれている。

「今回、動画が公開されたのは、中国の結婚式ではたまに、こんなふうに、ふざけ過ぎでは済まなされない悪質な問題が起きているからなのです。まさに一罰百戒をねらったものなのです」

 と語るのは、北京のメディア関係者である。

 この事件は、多くのメディアが報じているのだが、たいてい同じように「伴娘」が被害に遭った別の事例が紹介されていることが気になった。単なるわいせつ行為では済まない可能性も指摘されている。

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