変化する台本と奮闘する

「私は舞台に出る時は、稽古初日までには台本をきっちり覚えて挑むタイプ。でもここでは毎日台詞が変わって、新しいページがどんどん差し込まれるので、常に変化する台本を見ながらの稽古なんです。ご迷惑をかけないよう、必死に目で追っています」

 台本は客の反応を見ながら、千穐楽まで変わり続けるという。“笑い”には、絶対の正解はないからだ。

「笑いはお客様の反応ありき。ただそのお客様は、公演の約1か月の間に毎日変わります。だから色んな笑いがあり、それに臨機応変に対応できるよう稽古するんです。

 意識しているのは台本に書かれている以外のことを発想すること。普通は台本に書かれている範囲で、自分で芝居をつけていくんですが、今回は面白いと思うことをやってみて周りに見てもらって、『それ面白い、採用』『それは違うかな』と台本が決まっていく。これまで人を笑わせることを狙って芝居をしたことがないので新鮮ですし、公演が始まればお客様の生の反応がダイレクトに伝わってくることに、今からドキドキしています」

立ち稽古では座長の三宅裕司から指導を受けた。同じ場面を繰り返し演じ、その都度立ち位置や台詞、間の取り方などが修正される

立ち稽古終了後、変更された台詞が読み上げられ、台本に書き込む

舞台の取材会。橋本マナミは「高島さんとの共演は夢のようです」と語った

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