芸能

『イッテQ!』騒動後に変化、出演者追い詰めない安全方針に

打ち切り説浮上の『イッテQ!』に内村は?

 イタリアでは空中ブランコを成功させ、スペインではアクロバティックな闘牛に挑み、フランスではサーカスに出演してトランポリンの大技をキメる──これまで「ANZEN漫才」のみやぞん(34才)は『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系、以下『イッテQ』)で、数々の体当たり企画をこなしてきた。

「その秘訣はなんといっても、みやぞんさんの驚異的な身体能力です。これがあったから、いくつもの課題を乗り越えることができました。だから今回も“みやぞんさんならできる”という過信があったのか、それとも、“なんとか視聴率を上げたい”と無理をさせてしまったのか…。視聴者のリアクション次第では、最悪打ち切りという話も出てきそうです」(日本テレビ関係者)

 日曜夜の定番となった『イッテQ』が、今、再び揺れている。

 5月28日、インドで『イッテQ』の撮影中にみやぞんが左足首を骨折したことが日本テレビから発表された。ロケが行われたのは24日。みやぞんは、木の板をジャンプ台にして火の輪をくぐるという課題に挑戦し、着地の際に左足首をひねったという。約2か月の治療期間を要する重傷である。

「第一報を聞いた編成局長は、携帯電話を持ったまま絶句したそう。場合によっては打ち切りにも発展するケースだからです」(番組関係者)

 過去を振り返っても、番組収録中の事故は、打ち切りに直結する。

「2002年まで放送されていた『筋肉番付』(TBS系)は、視聴率が20%を超えることもある人気番組でしたが、出演者の大学生が相次いで大けがを負ったことで、打ち切りになりました。出演者のけがは、番組制作側にとって最も避けなければならない事態です」(テレビ局関係者)

『イッテQ』の制作陣は、その人気とは裏腹に、最近は余裕を欠いていた。それは、昨年11月に発覚した「ヤラセ騒動」に起因する。

「宮川大輔さん(46才)が世界の過激な祭りをめぐる企画『世界で一番盛り上がるのは何祭り?』でラオスの橋祭りを体験したのですが、放送後、ラオスにはそもそもそんな祭りはないと、祭りの捏造疑惑が『週刊文春』で取り沙汰されました。番組側はヤラセではないと否定しましたが、最終的には不適切な演出があったことを認めた。番組の信頼度はがた落ちし、視聴者離れが進んだといわれています。イモトアヤコさん(33才)の登山など、ガチの挑戦をウリにしてきた番組にヤラセ騒動が生じたことで、視聴者は裏切られた気持ちになったのでしょう。その結果、ほかのコーナーも疑惑の目で見られることになってしまいました」(前出・テレビ局関係者)

 そこから、日曜夜の王者だった『イッテQ』の厳しい闘いが始まる。

関連記事

トピックス

初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン