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トランプ氏堪能「アイダホ産じゃがいも」、本当は国産だった

東京・六本木の炉端焼き店で夕食を共にするトランプ米大統領夫妻と安倍首相夫妻(共同通信社)

 令和初の国賓として来日したトランプ大統領を、これでもかというほどの豪華接待で出迎えた安倍政権。ところが帰国後、その“おもてなし”にある疑惑が持ち上がっている。

 5月26日の夜、トランプ大統領は大相撲観戦後、安倍首相と六本木の高級炉端焼き店を訪れた。米ハリウッドスターも訪れる人気店で、店員が大きなしゃもじに載せ、「じゃがいもでーす」と差し出す様子がテレビで映された。このとき話題になったのは、そのじゃがいもの「原産地」。たとえば、当日夜の某局情報番組の解説はこうだった。

「提供されたのはアメリカ・アイダホ産ポテトのじゃがバター。トランプ大統領のアイダホ州の選挙地盤を意識しての安倍総理のおもてなし。トランプ大統領は素晴らしい夜になったとコメントしました」

 ほかにもいくつものテレビやスポーツ紙などが、同じように「アイダホ産のおもてなし」を取り上げた。ところが、このじゃがいもに“産地偽装”の疑いがあるという。炉端焼き店の常連客が明かす。

「トランプ大統領が来たあと、さっそく店に行って例のじゃがバターを注文したんです。で、『これはトランプさんが食べたあのアイダホ産のじゃがいもですか?』と聞いたら、お店の人は笑って『ウチは国産が売りの店。海外産のものを使用することはまずない』って」

 話は続く。

「びっくりして詳しく聞いてみたら、お店の人曰く、『4月頃に外務省からアイダホ産のじゃがいもを使ってほしいとオーダーされて、色々と探して調達しようとしたけど、結局間に合わなかった。外務省を通じて安倍さんにそう伝えてもらったら、“国産でもいい”とのことだったのでそうした』と言っていました」

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