山ちゃん、蒼井優の会見には芸能リポーターが集結(写真/共同通信社)

 話を会見のスケジュールに戻そう。5月31日(金)午後6時30分~行われたのは、原田龍二の不倫謝罪会見である。実は金曜日の夜というのは、著名な芸能リポーターが東京からいなくなるタイミングなのである。

 土曜日の早朝、地方局は自局制作の生番組をオンエアするケースが多く、そこにレギュラー出演しているのが著名な芸能リポーターたち。

『5時に夢中!』(TOKYO MX)のレギュラーを終えてからの“旬の芸能人”原田龍二の会見というのは、リポーターにとっては後々、間違いなく“ネタ”になるし、「ぜひ取材してみたい」会見ではなかっただろうか。

 だが、原田を囲んでいたリポーターで顔と名前が一致するのは、“芸能リポーター”を名乗っている人の中でもっとも若い菊池真由子氏のみ。キー局ではいま、月曜日の『バイキング』(フジテレビ系)でおなじみだ。

 かつて「爆弾娘」と呼ばれるほど、鋭い質問をすることで名を挙げた菊池氏。だが原田の会見では、菊池氏の持ち味があまり出ていなかったように感じた。

 理由は、この日のリポーターの“一番手”が菊池氏だったため、口火を切らなければならなかったからだ。いつもなら、ベテランリポーターらが聞き終えた後に、それまで出ていなかった“爆弾”的な質問や、“オチ”になるような質問を菊池氏ができて、結果、その部分がワイドショーの“使いどころ”になっていたものである。

 それが、できなかった。今回、菊池氏によるクリーンヒットは「(性欲が)強いんですか?」だけだったように思う。ま、そこがワイドショーでは漏れなく使われたワケだが…。本来、原田龍二の会見はもっと盛り上がることをワイドショー関係者や視聴者は期待していたとようなフシがあるので、なんだか、もったいなかった気がした。

◇芸能リポーターがいないと会見が盛り上がらず、その結果…

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