闇営業問題の渦中にある宮迫
S氏も当たり前のように闇営業をやっており、芸人仲間に斡旋したこともあるそう。
「自分が行くはずだった闇営業に都合で行けなくなって、友達の暇な芸人に代打を頼んだり。あとは、何人かで来てほしいと言われたときに、他の売れていない芸人を誘ってあげることもある。どれも普通のことです」
S氏によると、闇営業には件の忘年会や結婚式のような内輪のものだけでなく、お祭りやイベントのMCなど公に名前が出るものも多かった。
「吉本は芸人の数も多く、全員の仕事を把握することなんて誰もできない。名前が出てるだけでは、事務所の人が見ても会社を通してのものか闇営業なのかわからないですよね。事務所も許していたわけではないけど、すべて管理しきれないというのが本音ではないでしょうか」
今回の件についてS氏は、闇営業自体に特に驚きはなかったが、「宮迫さんクラスでも闇営業するんだというのは意外だった」という。また、ギャラをもらってないという言い分には「あれだけの人が動いていて無料というのはありえない」と疑問符をつける。
しかし、詐欺グループだというのを知らなかったというのは本当だろうとS氏。「だって、ギャラが100万円だったとしても、そんな会に出ることにメリットなんて全くありませんから」と、昨今の風潮から考えてもリスクが大きすぎると指摘した。
●取材・文/大木信景(HEW)