ライフ

メンテは月1で エアコン、除湿機、洗濯機のカビ退治&予防法

結露はまめに拭き、フィルターを定期的に掃除しよう

 梅雨時期に気をつけたいのが、家の中のカビ。カビを吸い込むことで健康被害が出ることも少なくない。そこで、カビが発生しやすい、エアコン・除湿機、洗濯機について、カビ退治法&予防法を紹介する。

◆エアコン・除湿機

 カビによる病気の専門家で医学博士の亀井克彦さんはこう話す。

「エアコン内部は結露しやすく、クラドスポリウムやアスペルギルスなどのカビが発生しやすい。さらに風を送る際、機械内部のカビの胞子を部屋中にまき散らしたり、物陰や畳の裏にひそんでいたカビの胞子を舞い上げてしまいます」

 エアコンの使用後約30分間は、送風運転をすると内部の結露を防げる。また、フィルターにはカビのエサがつきやすいので、月1回は掃除を。

 除湿機もエアコン同様、室内の湿った空気を集めて冷却し、結露させて水へと変えているため、機械の内部は湿気が多い。送風運転で内部を乾燥させるか、送風機能がない場合は本体のフタを外して扇風機をあてよう。タンクの水はすぐに捨て、こまめに洗うのも忘れずに。

◆洗濯機

 洗濯槽の中は湿気を帯びやすく、放っておくと、洗濯槽の裏側に菌が大繁殖してしまう。すると、槽内がにおってきたり、せっかく洗濯した衣類にもカビが付着してしまう。洗い上がりの白い服に、黒い点々がついていたら、それはカビ。すぐに洗濯槽内部の洗浄が必要だ。

 市販の洗濯槽クリーナーで月に1回は洗うのがおすすめ。また、内部の湿気を除去するために、日頃からフタを開けておくことも徹底しよう。可能ならば乾燥機能も活用して。洗濯物とともに、洗濯槽の中も乾燥できるからだ。

 洗う前の汚れた洗濯物を洗濯機の中にためておくのも絶対にNG。洗濯物についた汚れがカビのエサになるうえ、湿気で雑菌も繁殖するからだ。汚れたものは、通気性のよいカゴなどに入れておき、洗濯物はあまりためないようにしよう。槽内にギュウギュウに詰めて洗うのではなく、容量の7割程度を目安に洗うのもおすすめ。そして、洗い終わった洗濯物は、すぐに取り出して干すのも忘れずに!

※女性セブン2019年6月27日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン