ライフ

『ZIP!』出演三井家末裔・團遥香、戦前の三井家の威勢を体感

三井家の威勢と時代を物語る三井八郎右衛門邸

 財閥に関わる名建築からは、戦前の経済を支えた人たちの息吹が垣間見えてくる。三井合名理事長を務め、三井財閥の総帥として君臨した團琢磨氏の玄孫で女優・タレントとして活動する團遥香さんが、東京・小金井市にある「江戸東京たてもの園」の三井八郎右衞門邸を訪れた。案内役は同園学芸員の阿部由紀洋氏だ。

團:こちらを訪れるのは初めてです。広大な小金井公園にある「江戸東京たてもの園」の中に、三井八郎右衞門邸が移築、復元されているんですね。

阿部:戦前に日本の3大財閥として名を馳せた三井財閥には一族合わせて11家あり、その総領家・北家の当主は代々、三井八郎右衞門を襲名しました。この邸宅は、第11代当主の三井八郎右衞門高公氏が第2次世界大戦後の昭和27(1952)年に東京・麻布笄町(現・港区西麻布3丁目。以下、西麻布邸)に建てたものです。

團:あの三井本館を建てた第10代当主・高棟氏の息子さんですね。

阿部:その通りです。戦後まもなくで建築資材が入手しにくかったこともあり、高棟氏が暮らした東京の麻布今井町邸(現・港区六本木)、高棟氏が設計に携わった京都油小路三井邸、隠居後に住んだ神奈川県大磯の別荘・城山荘など、三井家の各施設から建築部材、石材、植物などが集められて建てられました。そのため、戦前の三井家の威勢をうかがうことができます。

関連キーワード

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン