矢野監督も先日、ルーキーに雷を落とした(時事通信フォト)

「そもそも監督が選手を叱るのは間違いだ」と語るのは、巨人の名ショートとして活躍し、引退後は万年Bクラスだったヤクルトと西武を常勝球団として日本一に3回導いた、球界のご意見番こと広岡達朗氏。監督時代は「管理野球」で知られ、評論家としても選手に厳しくモノ言うイメージの広岡氏だが、意外にも原監督の今回のやり方には否定的な意見だ。

「私なら“何を教えているんだ”とコーチを叱りますね。コーチが教えていないから選手ができないんですよ。ベンチの中で叱るのもよくない。私はコーチ会議で“お前は何を教えている”と叱ります。コーチは“教えました”“言いました”と言い訳しますが、“それならできるまで言うべきじゃないか。それでも選手ができなければ(選手を)捨てればいいことだ”と叱ります」

 監督の公開説教が行なわれること自体、コーチの指導力不足の証左であるとする見方だ。

「チームが強くなるには、優秀なコーチを育てることが必要なんです。今のチームに足りないのは投手力なのか、守備力なのか、打力なのか、走力なのかをコーチが見極め、指導力で底上げしていく。そのためにも、選手にはできるだけコーチから言わせる。

 昔は“あのコーチに見てもらったから選手が伸びた”という指導者がいた。川上(哲治)監督は自分の欠点を知っていたから、コーチにすべて任せていた。選手の前で難しい顔して腕を組んでいるだけで、黙っていましたよ。ミーティングで“今日の試合は○○のエラーで負けた”くらいはいうが、細かいことはガミガミいわなかった。監督はドンと構えているべきですよ」

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン