国内

多発するAmazon代引き詐欺 あきらめずに返品と返金手続きを

Amazonで注文した記憶がない代引き荷物が届く事例が多発

Amazonで注文した記憶がない代引き荷物が届く事例が多発

 注文していない品物が送りつけられる詐欺といえば、高級海産物を送りつける「カニカニ詐欺」が知られているが、いま広まっている「Amazonから注文していない代引き荷物が届いた」という話は品目もバラバラで、目的がはっきりしないのが特徴だ。なぜこのようなことが起きるのだろうか。SNSやネットサービスの最新事情と犯罪被害に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんが、Amazonで多発している代引き詐欺について解説する。

 * * *
 いつも購入しているAmazonからの荷物だと思うと、つい油断してしまう人は多い。ある主婦は、「家族の荷物と思い支払いをして受け取ってから、違うと気づいた。返金手続きが大変だった」と代引き詐欺に遭ったときのことを振り返る。数千円程度の代引きと聞くと、警戒もせずに支払ってしまうことが多いのも、詐欺に引っかかりやすい原因らしい。

 うっかり支払ってしまった人の多くは、「(注文時に)支払い方法を間違えたのかと思って」「家族が代引きにしたのかと思って」払ってしまっている。先程の主婦の例のように、同居している家族の注文だと思って気を利かせ、支払ってしまった例は少なくない。

 支払う前に気づいた人も、住所や名前は合っているので、ひょっとしたら「間違えて注文したのかも」と自分がミスをしたといったんは考えるようだ。その後、自分のAmazonアカウントから注文履歴を確認し、実際には何も注文していないことを確認してやっと詐欺の可能性に思い至るのだという。「ただし、(伝票の)電話番号はよく見たら間違っていた」という。

 多い人になると、「一週間で10件くらいの覚えがない荷物が届いている。ひたすら受取拒否をしているが、そのやりとりを重ねるだけでも消耗するし、知らない人に住所や名前を知られていると思うと精神的に疲弊する。靴の中敷き、ゴミ箱、スマートスピーカーと、きたものはバラバラ」。Twitterでも「#代引き詐欺」「#送りつけ詐欺」などのハッシュタグで検索すると、同様の被害が多数見つかる状態だ。

◆ギフト設定で誰にでも送りつけ可能に

 なぜこのようなことが起きるのか。実は、Amazonではギフト設定でお届先住所を入力すれば、誰にでも商品を送ることができる機能がある。送りつける相手のアカウントをハッキングする必要はなく、その住所や名前を入力するだけで送りつけられるので、自営業者などで住所を公開している場合は簡単に送りつけられてしまう可能性がある。その際、支払い方法を「代金引換」にして送れるところがミソだ。

関連記事

トピックス

虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
亡くなったアンナ・ケプラーさん(TikTokより)
巨大クルーズ船で米・チアリーダー(18)が“謎の死”「首を絞められたような2つのアザ」「FBIが捜査状況を明かさず…」《元恋人が証言した“事件の予兆”》
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
決定戦で横綱を下した安青錦(写真/JMPA)
【最速大関・安青錦の素顔】ウクライナを離れて3年、なぜ強くなれたのか? 来日に尽力した恩人は「日本人的でシャイなところがあって、真面目で相撲が大好き」、周囲へ感謝を忘れない心構え
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
主演映画『TOKYOタクシー』が公開中の木村拓哉
《映画『TOKYOタクシー』も話題》“キムタク”という矜持とともにさらなる高みを目指して歩み続ける木村拓哉が見せた“進化する大人”の姿
女性セブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト
CM露出ランキングで初の1位に輝いた今田美桜(時事通信フォト)
《企業の資料を読み込んで現場に…》今田美桜が綾瀬はるかを抑えて2025年「CM露出タレントランキング」1位に輝いた理由
NEWSポストセブン
亡くなったテスタドさん。現場には花が手向けられていた(本人SNSより)
《足立区11人死傷》「2~3年前にSUVでブロック塀に衝突」証言も…容疑者はなぜ免許を持っていた? 弁護士が解説する「『運転できる能力』と『刑事責任能力』は別物」
NEWSポストセブン