芸能

大人だから楽しめる初心者向け『トイ・ストーリー4』の魅力

前作を観ていなくても大丈夫!『トイ・ストーリー4』ドハマリガイド(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 おもちゃたちの冒険を描く大ヒットシリーズ最新作『トイ・ストーリー4』。「子供向けの映画でしょ?」と敬遠するかもしれないが、本作の主人公は中間管理職から窓際に移行しつつある中年男性を思わせる人形・ウッディ。彼はかつてあこがれていた女性との再会を機に、人生の大きな決断を下すことになるのだが…。

 もがいて悩んで、でも仲間の前ではカッコつけてしまうウッディの姿は、大人だからこそグッとくる哀愁に満ちているのだ。そこでここでは、シリーズ初心者でも存分に楽しめる本作の魅力をたっぷり紹介する。

◆幸せのカタチはひとつじゃない! それぞれが見つける自分の幸せ

【ウッディの場合】
 ビンテージのカウボーイ人形。「持ち主のそばにいることが一番の幸せ」と信じているが、持ち主の女の子・ボニーからは飽きられ気味。そんな中、持ち主に縛られない生き方を選んだボーと再会し、幸せのあり方を見つめなおす。既存の価値観を自らぶち破るウッディの決断は、胸を打つはず!

【バズ・ライトイヤーの場合】
 ウッディの盟友のアクションフィギュア。ウッディにならって、行動の指針を“心の声”に求めるのだが…!? ウッディとは過去に何度も対立してきたが、最後に彼の背中を押すのはバズ。決めゼリフの「無限のかなたへ、さあ行くぞ!」が、シリーズ最大の重みをもって胸に響く。

【フォーキーの場合】
 使い捨ての先割れスプーンを使って、ボニーが作ったおもちゃ。自分をゴミだと思い何度もゴミ箱に戻ろうとしてウッディを困らせる。自分の価値を見出せずにいた彼が、誰かに大切にされることの幸せに気付いて新たな一歩を踏み出す様に、おもわずホロリ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン