今季は絶対的エース・菅野智之(29)が42日間勝ち星から遠ざかるなど不調に喘ぎ、チーム最多の11勝をあげる山口俊(32)も、7月の右肘痛の不安が残る。
「先発ローテは菅野、山口、今村信貴(25)、桜井俊貴(25)の4人にルーキーの高橋優貴(22)を加えてなんとか形を保っているが、枚数が足りない状況が続いている。
先発が早いイニングで降板することが多いためリリーフ陣の負担も大きい。4年目の左腕・中川皓太(25)が、セットアッパー、クローザーとしてフル回転してブルペンの中核を担ったが、既に50試合を投げた“登板過多”で調子を崩し、ファームに降格。6月に補強したデラロサ(30)や澤村拓一(31)などを起用するも、“勝利の方程式”が定まらない」(前出・番記者)
※週刊ポスト2019年8月30日号