スポーツ

原監督が小林誠司を起用しないのは「好き嫌いとしか思えぬ」

原監督に嫌われてしまった?(写真/時事通信フォト)

 混迷を極めるセ・リーグの首位争い。最大10.5ゲーム差で首位を独走していた巨人は、2位(当時)・DeNAとのゲーム差を0.5まで詰められた8月上旬、原辰徳・監督は“人事のテコ入れ”を敢行していた。

「高橋由伸派とされる村田善則・スコアラー室長を緊急招集し、一軍ブルペンコーチとの兼任にしたのです。玉突き人事で三澤興一・投手コーチは二軍に配置転換された。

 5年連続V逸を脱するために呼び戻された原監督にとって首位陥落は絶対に許されない。前政権時代もたびたびコーチを入れ替えたが、コーチ経験者は派閥に関係なく投入するという判断だった」(巨人番記者)

 この人事転換は、原監督の「バッテリーへの不安」の裏返しともいえる。

 8月2日には、昨年までの正捕手・小林誠司(30)に代わって先発マスクを被ることが多かった炭谷銀仁朗(32)が、右手人差し指の骨折で登録抹消。今季の復帰は絶望的となった。

 ならば正捕手の座は小林に託されるのか──と思いきや、原監督は2年目の大城卓三(26)、岸田行倫(22)を併用。炭谷離脱後の12試合のうち、小林のスタメン起用は7試合に留まった。

 巨人、阪神、ヤクルトで4番を打った野球評論家の広澤克実氏が語る。

「離脱した炭谷に比べても小林のリードは劣っていませんし、球界屈指の強肩もある。大城や岸田より経験も豊富です。客観的に見て、小林をスタメンに固定しない理由が見当たらない。原監督の“好き嫌い”としか私には思えませんが、正捕手が定まらないことは優勝を狙うチームにとって大きな不安要素です」

関連記事

トピックス

西城秀樹さんの長男・木本慎之介がデビュー
《西城秀樹さん七回忌》長男・木本慎之介が歌手デビューに向けて本格始動 朝倉未来の芸能事務所に所属、公式YouTubeもスタート
女性セブン
兵役のため活動休止中のBTS。メンバー全員が除隊となる2025年にグループ活動再開を目指している(写真/アフロ)
【韓国大手事務所HYBEの内紛】「BTSの父」と「NewJeansの母」が対立 ARMY激怒で騒動は泥沼に、両グループの活動に影響も
女性セブン
有村架純と川口春奈
有村架純、目黒蓮主演の次期月9のヒロインに内定 『silent』で目黒の恋人役を好演した川口春奈と「同世代のライバル」対決か
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
小泉氏は石破氏に決起を促した
《恐れられる“純ちゃん”の政局勘》小泉純一郎氏、山崎拓氏ら自民重鎮OBの会合に石破茂氏が呼ばれた本当の理由
週刊ポスト
大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン