昔ながらの古典舞踊が大好きで、熱心に稽古と研究を繰り返してきた自負もある。そのため本来の日本舞踊をやりたいという思いもあり、葛藤がないわけではない。しかし、いまは日本舞踊発展のため、あえてギャルを演じ、注目を浴びる舞台を目指しているのだとか。
そんな五月さんの舞台のもうひとつの特徴は、異ジャンルとのコラボレーション。過去には社交ダンスとコラボしたこともある。
「12月5日に予定している舞台では、ピアニストとチェリストに一緒に舞台に上がってもらい、生音に合わせて踊りを披露させていただきます。これは日本舞踊の舞台としては、おそらく日本初。私も着物を来てピアノを弾かせていただきます。この機会に、ぜひ、日本舞踊を知っていただきたいです」
将来はバレエの熊川哲也や、女形で尊敬する梅沢富美男と共演したいと目を輝かせる。日本舞踊の将来のため、五月さんは今日もギャルメイクで踊り続ける。