国内

千葉停電、「不謹慎厨」が今回も登場 内閣改造も批判される

安倍改造内閣も不謹慎?(写真/共同通信社)

 映画『台風家族』が9月6日に公開された。同作は強制性交罪で起訴された新井浩文が出演していたため、公開が延期されていた。公開の時期は、9月8日から9日にかけての台風15号の関東直撃のタイミングと重なった。

 千葉県内の多くの場所で停電が12日現在も続き、多くの人が苦しい生活を強いられているが、そんな被災者が出ている時期だからこそ、ネット上にはわずかながら「不謹慎」という指摘が出ている。この言葉は映画に対する意見や、この映画を観に行ったことを報告する人によるエクスキューズの意味合いでも使われている。

 大きな災害が発生した場合、何か楽しいことをやったり、その災害を想起させるような表現がテレビや映画などで出ると「不謹慎」とネット上などで非難されることが2011年の東日本大震災以降続いている。

 今回も千葉県内の養護学校(停電していないエリア)の生徒が水遊びをしていたところ、千葉市に「不謹慎」という指摘が入ったと言う。熊谷俊人千葉市長はツイッターで「確かに千葉市内を始め、県内が停電・断水な中、不謹慎と思う方もいるかもしれませんが、自粛しても意味がありません。心を寄せて頂いた上で、自粛はご遠慮下さい」と呼びかけた。

 また、千葉県には東京ディズニーリゾートがあるなど、人気のレジャースポットも多数ある。そうした場所に遊びに行く人も「楽しみに行くのが不謹慎に思える」といった自己反省的なツイートも見られた。千葉県北部へ釣りに行くとツイートしていた人もその行為が不謹慎なのでは、と述べていた。

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