巨人では、松坂とプロ入り同期の上原浩治(44)も現役生活にピリオドを打った。開幕から間もない5月の引退発表は、野球ファンを驚かせた。
会見では「8~9月でチームが首位争いをする中、自分がこういう会見をするのは違うと思ったので、早く終わろうと思った」と、クライマックスシリーズ(CS)や日本シリーズを目指すチームを慮った決断だったと明かした。
伸びる選手寿命、減る消化試合──昭和なら引退試合やセレモニーが用意されたような大選手でも、今の時代では花道を飾れない事情があるようだ。
※週刊ポスト2019年10月4日号