ライフ

コスパ料理達人・遠山景織子 %オフシールつき食材への思い

家計管理と料理の質の上げ方について遠山景織子と細野真宏氏が対談

 女優の遠山景織子さんがブログで公開している「お弁当」が、SNSなどで注目を集めている」。パッと見は豪華だけど、実はそこまでコストが掛かっていないという遠山さんのお弁当。食費の節約にも、しっかり気を使っているのだ。

 毎日の食費の管理が、どの家計にもカギになるのはいうまでもないが、家計管理と料理の質は、実は一緒に向上できるものだという。『家計ノート』の著者でも有名な家計管理のプロフェッショナルでもある細野真宏さんが、どの家庭でも悩ましい家計管理と料理の質の上げ方について遠山さんに迫った。

細野:普段、遠山さんが心がけている上手な食材の買い物の方法というのはありますか?

遠山:上手な買い物の方法とまでいえるかはわかりませんが、20%オフとか、50%オフなどのオフシールがついているものを普通に買いますね。

細野:それは、安くなる時間帯を狙って買い物をする、という感じですか?

遠山:仕事の移動時間とかにスマホでスーパーのチラシをチェックしていて狙っている時もありますが、「舞台の仕事で帰りが遅くなったりして」という、たまたまの場合が多いですね。私は、食材に関しては2つの買い物方法があるんです。基本は、旬の食材をよく見て、採れたてのものを買うんです。ただ、例外もあって、それがオフシールに遭遇した時なんです。これは、もちろん家計を考えてもいるんですけど、その食材に「まだ生きているのにもったいない!」と感じてしまうんです。

細野:なるほど、通常、賞味期限が近いものが割引の対象になるから鮮度は落ちますよね。でも、食材に感情移入する感じですかね? その余りものがかわいそうに思えるわけですね。

遠山:そういうことですかね。さすがにグジュグジュになって黒すぎるバナナとかは「ごめんなさい!」って買えないですけど(笑い)。でも、「この大根まだ全然生きてるじゃん」とか思えるものは積極的に買いますね。

細野:普段から食材の鮮度にこだわっているからこそ、その食材の状態がキチンと判断できるのですね。遠山さんのような人がもっと増えたら、日本も食品ロスが減って、環境に優しいエコな国になるんですけどね。

遠山:そう、まさに私は食品ロスが無くなってほしいと思っているんです。私は、スイーツコーナーでも何でも賞味期限ギリギリでも自分が食べられると思えば問題なしと思っているので。そこはとっても社会的に大事だなと。もちろん家計的にも助かりますし。

細野:食品ロスって、実は、家計管理で大きく抜け落ちている大事な話なんですよね。日本では、お店や飲食店での食品ロスがよく問題になりますが、実は、食品ロスの半分弱は一般の家庭から出ているものなんです。つまり、せっかく買っても腐らせたり、残したりして捨ててしまっています。だから、安く買うことだけを考えても、トータルでは損をしてしまっていることが多いんですよね。

遠山:それだと本末転倒ですよね。だから、例えば私は、冷蔵庫の管理は徹底してやっていますね。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン