ギリシャ悲劇の『王女メディア』と、ジャン=ポール・サルトルの『出口なし』をモチーフとしている同作品。
カウンセリングなのか、白衣の男が女に問いかける。家族のことや子供時代の話などをし、2人の駆け引きから女の本音が浮かび上がる。その後は、逆に女が白衣になって登場。立場を入れ替えながら二重のらせん階段を登っていく──そんな展開となっている。
草刈は「私も高嶋さんも、今まであまり見せたことのない顔をお見せできると思います」と意気込みを語った。
10月14日まで東京芸術劇場シアターウエストにて公演。
撮影/小彼英一