「日本を飛び出して活躍ができるようインターナショナルスクールを選びました。語学を身につけさせるだけでなく、外国の文化にも自然になじませてきた。アトリエで絵を日常的に楽しませたり、フルート、ピアノ、さらには水泳といった習い事を“楽しんで”やれる環境をつくってきた。決してスパルタではなかったですね。
小さい頃はどの習い事も、長女もKoki,ちゃんも平等に習ってきました。だから、Koki,ちゃんのフルートの腕前も、かなりのものですし、長女もトリリンガルです。その上で、それぞれが特に興味を持ったものを伸ばす教育をしていました」(木村家の知人)
静香は習い事のほかにも、子供たちに社会性を身につけさせようと、アパレルショップでのアルバイトを体験させていた。
「長女がインターにいた15才の頃です。ショップのオーナーが木村さんの知人だったようです。勤務態度はまじめで、当初の予定では2週間だったところ、1か月に延長して、週5ペースで働いていました。毎日食材にもこだわった手作りのお弁当を持参していましたよ。スタッフには、将来の夢は音楽家だと話していましたが、アートから音楽、アニメまでいろいろなことに詳しいことが印象的でした」(前出・木村家の知人)
世界で活躍するモデルへの道を着実に歩む妹と、演奏家への道をひた走る姉。実力で夢を叶えようとしている姿は重なる。
長女は一時期フランスへの留学も考えたというが、現在は演奏家を目指す精鋭が集まる都内の難関校に通う。
コンクールでの上位入賞を目指しながら、音大への進学に向けて準備を進めているという。
「高校生のうちから何度もコンクールで入賞しているようなら、大学も音大に進学するのが自然な流れでしょう。彼女のレベルなら、国立の難関大学から名門私立大学まで、選べる立場だと思います」(音楽関係者)
長女の夢を木村も静香も全力でサポートしている。
「木村さんも静香さんもそういう親ですよ。“本気で目指すのなら全力で頑張って”と、全面的に応援しています。2人は娘の選択を否定したことは一度もありません。静香さんもステージママのようにいわれることがありますが、いい意味で放任主義。娘の意思を必ず尊重してきました。それはこれからも変わらないでしょう」(前出・木村家の知人)
木村と静香が「あの姉妹の両親」といわれる日がくるのかもしれない。
※女性セブン2019年10月24日号