「羽生選手のような金メダリストが出てきて最近でこそ男子も注目されていますが、もともとフィギュアスケートは、競技人口として女性が圧倒的に多かった。その中で実績を挙げた選手が、セカンドライフとしてコーチに就任してきた。フィギュア関係者はこう語る。

 自身も7歳からフィギュアを始め、インターハイ優勝、全日本選手権2位などの実績を残した山田(満知子)さんが、伊藤みどりの生活面も含めてすべての面倒を見て、1992年アルベールビル五輪で日本人として初となるメダル獲得に導いたのが代表例でしょう。2006年トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香(37)も、いまや日本スケート連盟の副会長として後進の育成に尽力している」

 スポーツジャーナリストの折山淑美氏は競技の特性も影響している可能性があると分析する。

「フィギュアは、タイムを競う陸上競技や競泳、得点を競う球技などと異なり、技術だけでなく表現力も求められる。女性コーチのほうが精神面もケアも行き届いていて、好成績を残せる例が多かったのではないか」

 選手としても、指導者としても、女性が圧倒的に実績を上げてきたことで、フィギュア界に他のスポーツとは異なる構図が生まれたようだ。

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