風間さんは来年の大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)で、大役の徳川家康を演じることが決定。立場上は助演ですが、「新たな家康像を見せて主演級の存在感を放つのではないか」と期待されています。
また、あまり知られていませんが、風間さんはこれまで『リオデジャネイロパラリンピック』『平昌パラリンピック』のNHKキャスターを務めてきました。現在も『ハートネットTV「パラマニア」』(NHK Eテレ)に出演するなど「最もパラスポーツに詳しい芸能人」であるため、地元開催となる『東京パラリンピック』での活躍が期待されているのです。
これまで風間さんは派手な芸能活動こそなかったものの、ジャニーズの誰よりも多種多様な現場に対応し続けることで、その人間性とスキルを培ってきました。だからこそ今後は、“おしいジャニーズ”としての親近感を残しながら、主役やMCを務めるような活躍を増やしていくのでしょう。
来年、ついに「風間俊介がくる」。さらに、ゆくゆくはジャニーズ事務所を象徴する存在へ。今秋のMC起用は、そのスタート地点なのかもしれません。
【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。