芸能

高野山のジャニー喜多川氏の墓 新パワースポットになるか?

金剛峯寺壇上伽藍(写真)と奥の院は、高野山の中でも2大聖地とされている(写真/アフロ)

 今年7月に亡くなったジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川さん(享年87)の墓が、高野山に建てられていたことがわかった。

 東京から約450km──約半日かけてやっと高野山の奥の院にたどり着く。ジャニーさんのお墓参りといってすぐ来られる場所ではない。

「東京から離れて静かに眠りたいということなのでしょう。ジャニーさんの墓前まで行くのは故人の遺志にも反するとして遠慮するでしょうが、今後はジャニーさんを慕うタレントたちが墓前に足を運ぶことになるかもしれません」(芸能関係者)

 近年は外国からの観光客が急増。2004年には世界遺産に登録され、2009年には海外で有名な観光ガイドブック『ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン』でも3つ星の評価を与えられた。年間約180万人の観光客が訪れる観光地でもあり、世界有数のパワースポットとしても知られる。

「欧米の観光客からは“仏教のテーマパーク”と見られています。夜はライトアップもされるなどエンターテインメント性もある一方で、一般の生活とは切り離された、神秘的な場でもあります。一度来て虜になり、リピーターになる人が多い」(地元観光業者)

 寺院に宿泊し、お香と読経に包まれ、洗練された精進料理や朝の勤行など、日常から離れた体験ができる宿坊も人気となっている。

 1900年代初頭までは修行の場として女人禁制だったが、最近は縁結びの効果もあるといわれ、若い女性のグループ客も多く見られる。

 もちろん墓地は観光スポットではなく、故人を供養する場所であり、節度やマナーを守る必要がある。

「ジャニーさんの人徳といいますか、放っておいてほしいと思っても人が集まってしまうのかもしれません。

 お別れの会に出席できなかったタレントたちからは、“高野山にお墓参りに行きたい”という声も出ているそうです。高野山というパワースポットに足を運ぶことで、“またジャニーさんに力をもらえるかもしれない”という思いもあるのだとか」(前出・芸能関係者)

 亡くなっても尚、タレントたちをあたたかい目で見守っていることだろう。

※女性セブン2019年12月19日号

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン