「たんぱく質、脂質、糖質という三大栄養素は人間が何千年も前から摂取してきたものであり、短期間でガラリと変えて糖質を摂らないようにすると、人体に影響が出て当然です。
日本人が長寿である要因の一つは和食であり、中でも主食である白米は重要な栄養分。歴史的には、白米を美味しく食べるためのおかずを工夫することで和食や日本料理が発達し、糖質をうまく処理できるような腸内細菌が成長してきました。
もちろん糖質の摂り過ぎは高血糖につながるので避ける必要がありますが、毎日の食事で白米と他の栄養素をバランスよく組み合わせることは、健康長寿に欠かせません」
適度な糖質、すなわち「適糖」を心がけたい。
※週刊ポスト2019年12月20・27日号