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「コゲを食べるとガンになる」「牛乳は骨にいい」は本当か?

「コゲを食べるとがんになる」の真相は?

 病原菌はマスクで完全防御。電車に乗るとそんな人たちの多さに驚くもの。しかし、これを「気休め」とする専門家の意見も。秋津医院院長の秋津壽男さんは、「マスクがウイルスを遮断する効果は、実はほとんどありません。ウイルスは非常に小さく、一般的に売られているマスクのメッシュなどを素通りしてしまう」と語る。

 健康にいいと言われる食品を買いあさったり、サプリを飲んだり…でも、これらの行為、すべて自己満足の「気休め」だったとしたら…? 食べ物についてもこんな定説があるが、果たしてそれは正しいのか。

◆コゲを食べない

「コゲを食べるとがんになる」と以前からいわれている。これはどうか秋津さんはこう言う。

「たしかに、魚や肉などのたんぱく質が焦げたものにはニトロソアミンという発がん性物質が含まれますが、ネズミを使った実験による結果であり、人間なら超大量に食べない限りは問題ないということがわかった。国立がん研究センターが最新の知見をもとにまとめたものでも、コゲを食べないようにとは書かれていません」

やっても意味ない!?気休め健康食品リスト

◆牛乳

「強い骨を作ってくれる」と老若男女に愛される牛乳だが、最新の研究によればその効果は首をひねるものだそう。薬学博士の生田哲さんが言う。

「牛乳のカルシウムは体内に吸収されづらい。骨を強くしたいならば小松菜や小魚を食べた方がいいでしょう。さらに、牛乳を飲むことが骨を弱くしているという研究すら進んでいるのです」

※女性セブン2020年1月1日号

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