ビール原料であるホップには、睡眠改善作用や骨密度低下抑制作用など、健康機能があることが知られています。熟成ホップエキスを中心に、これを高齢化社会で健康のために役立てていけないかと考えている。

 ビール造りで培った技術を活かして、ビールとは違う形で社会貢献していきたい。それも単なるボランティアのようなかたちではなく、社会の役に立ちながら利益も生む、キリンのビジネスの太い幹にしていきたいと考えています。

【プロフィール】いそざき・よしのり/1953年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1977年キリンビール入社。1988年米コーネル大学ホテル経営学部に留学。1999年キリンホテル開発運営の「ホップインアミング」総支配人。2004年比サンミゲル取締役、2007年キリンHD経営企画部長などを経て、2012年キリンビール社長。2015年3月より現職。

●聞き手/河野圭祐(ジャーナリスト):1963年、静岡県生まれ。経済誌編集長を経て、2018年4月よりフリーとして活動。流通、食品、ホテル、不動産など幅広く取材。

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

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