はい、ここで岩井志麻子さんから乳首を見せられたのは私です。上記の発言内容について、乳首を見せられた側の視点で振り返るとともに、補足をいたします。私はこの時、東京・新宿の個室居酒屋(しかも他の部屋からかなり距離がある)で岩井さんとろくでなし子さん、そしてもう一人の女性と4人で飲んでいたのですが、のっぴきならぬ事情で中座せざるを得ませんでした。
というのもその後、私は仕事関係で重要な会食をこの店の近くの中国料理店で開催する、という状況にありました。私としてはまだまだ一緒に飲んでいたかったのですが、人生の重要局面でもあったため、お三方に対して「スイマセン! オレは今から人生の重要な岐路の面接的なことをやるので中座します!」とお伝えしました。
元々この個室を選んだ理由は、“我々が徹底的に猥談をし続ける”ということがわかっていたからでしょう。予約していただいたのがどなたかは分かりませんが、岩井さんがいるとなれば、猥談のオンパレードになるわけです。だからこそ、周囲に他の客がいた場合は「あの人たち、本当に下品ね! キッ!」みたいになるため、恐らく岩井さんがこの部屋を予約してくださったのでしょう。
それだけ岩井さんは常識的な方であり、「私が猥談をする自由はあるけど、それを不快に思う方の気持ちも理解する」とお考えになったと思います。岩井さんという方は、ご自身の猥談は嬉々として語るものの、決してその場にいる人に猥談を強制することはありません。
あくまでもご自身の話を基として楽しい会話を繋ごう、そう考えているため、「私は猥談を強制された!」みたいな話にはなりません。この時は、10代の頃からのエロ遍歴を嬉々として語ってくださり、我々は常に「ガハハハハ」と笑い続けてきたのですが、私も自分の人生にとって超絶重要な「面接」が控えていました。
だからこそ「スイマセン、今から私は『面接』的なことをやらなくてはいけないので、ここを出なくてはいけません」と後ろ髪を引かれる思いでお三方に伝えました。