スポーツ

横綱・白鵬 東京五輪土俵入り願うが聖火ランナーがやっとか

白鵬の宿願は叶うのか(写真/共同通信社)

 2020年初場所を4日目にして早々と休場した横綱・白鵬。白鵬にとって通算14回目の休場となるが、元横綱・稀勢の里(現・荒磯親方)が途中休場を含めて8場所連続で休んだ“前例”がある。

「それだけに、白鵬としては進退を問われるような事態はまだまだ先という認識でしょう。ただ、唯一の日本人横綱として人気を誇った稀勢の里と同じような論調で擁護されることはないだろう。力士としてのキャリアはもう“土俵際”といっていい」(若手親方)

 もともと白鵬は東京五輪開会式での土俵入りを花道に引退し、功績著しい横綱のみに認められる「一代年寄」となる宿願を抱いていた。その野望にも暗雲が立ちこめる。

「引退後も現役時代の四股名のまま協会に残れる一代年寄はこれまで大鵬、北の湖、千代の富士(辞退して九重を襲名)、貴乃花に認められた。白鵬は、大鵬の32回という優勝記録を塗り替えたが、協会内には立ち合いやダメ押し、懸賞金の受け取り方など、素行や品格の問題を理由に認めない意見が根強くある。東京五輪も、そもそも開会式で土俵入りがプログラムに入るかもわからない。聖火ランナーの一人になるという程度の話になるのではないか」(同前)

※週刊ポスト2020年1月31日号

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