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自律神経医が解説 長時間働いても疲れない休憩の取り方

 どちらも、集中力が極限まで高まった、いわゆる「ゾーンに入った状態」だったと言えるでしょう。私はスポーツドクターとして、多くのアスリートと関わってきましたが、ゾーンに入っている状態は、交感神経と副交感神経がバランス良く、しかもどちらも高い状態に維持されていることが実証されています。

 例えばプロゴルファーの横田真一さんとは、長年、ゴルフと自律神経の関係を検証しているのですが、そうした中で挙がってきたのが「朝のおしゃべり」の弊害でした。ラウンド前におしゃべりで交感神経を消耗した結果、プレーにも悪影響を与えていたのです。

 逆に言えば、気が散るものをいかに周囲から取り除くことができるか。その時間も考慮するとなると、やはり90分間よりも45分間で区切るやり方がベターだと言えます。

※小林弘幸・著『不摂生でも病気にならない人の習慣~なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?~』より抜粋

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