「脳梗塞や心筋梗塞の直接的な原因は血管の中にできる血の塊、血栓です。高齢者はトイレの回数を気にして水分を控えがちで、ますます血栓ができやすくなります。また冬は主幹動脈なども塞ぐ大きな塊、塞栓になりやすいので、より水分補給が大切なのです。ぜひ寝る前と起床時にコップ半分~1杯の水を飲んでください。これは季節や年齢を問わず、効果的な血栓対策になります。毎日の習慣にするとよいでしょう」
◆寒暖差、紫外線など生活に密着した情報をインターネットでチェック
テレビや新聞などにも気象情報、天気予報を提供している日本気象協会は、生活の中のいろいろな場面でその日その日の気象情報が役立つよう、独自に出した“生活指数”を公式サイト『tenki.jp』で公開している。
たとえば「紫外線指数」は人体に影響を与える紫外線量を計算し、紫外線の強さをランクで表示。日中積算予測と時間別予測も行っている。また「寒暖差肌荒れ指数」では、化粧品メーカーの資生堂と共同で、肌の乾燥・肌荒れにもつながる急激な気温低下リスクを5段階で表示。そのほか「洗濯」「風邪ひき」「鍋もの」といったユニークな指数も。
もちろん毎日の最高・最低気温、降水確率がわかる「天気予報」や警報・注意報、地震情報などの「防災情報」などもチェックできる。気象病予防に活用してみては?
※女性セブン2020年2月27日号