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胃カメラや大腸カメラ、アルバイト医師が検査する病院も

医療検査は操作している医師の経験がポイントに(時事通信フォト)

 胃がん、大腸がんの早期発見のために行なわれる胃カメラ(胃部内視鏡)や大腸カメラ(大腸部内視鏡)をアルバイトの医師が行なう病院がある。

 秋津医院院長の秋津壽男医師がこう話す。

「胃カメラや大腸カメラの腕を磨くには、どれだけ数を経験したかが何よりも重要。そのため、大学病院では若手医師に検査させる傾向にあります。

 CTやレントゲンは最初に診るのが経験豊富な医師でなくても、ダブルチェックやトリプルチェックを行なうことで精度を上げている病院もありますが、内視鏡はそうはいかない。

 挿入時に内部を撮影しますが、その技術が拙いと後からベテラン医師が画像を見ても正確な診断をするのは難しい。経験豊富な内視鏡専門医が検査すると明言しているクリニックのほうが精度が高いといえます」

 日本消化器内視鏡学会が定めた研修や試験を受けて認定された「専門医」や、さらにキャリアを積むことなどで認められる「指導医」が診断するかどうか、事前に確認をして、受診先を決めていく方法もある。

人間ドックかがん検診、あなたはどっち?

※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号

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