ライフ

手術を告げられた時の正しいセカンドオピニオンの手順

「手術です」と言われたら?

 病院で検査の結果、主治医に「手術」と告げられたが、果たしてその判断は本当に正しいのか──納得がいかない場合、他の医師に意見を仰ぐ「セカンドオピニオン」という選択肢がある。どういう手順を踏めばいいのか。

◆どのタイミングで受けるのか?

「セカンドオピニオンは、いつ受けてもOKです。基本的には検査の結果が出た後のタイミングになることが多いと思います。がんでいえば、検査で悪性腫瘍だとわかり、“すぐに切る”のか抗がん剤治療にするのか、治療方針を決める際に他の医師の意見を聞く。それが患者さんにとって大きな意味を持つのです」

 そう話すのは、セカンドオピニオンに詳しい西智弘医師だ。検査で重大疾患の「疑い」が判明した段階よりも、確定診断が出た後のほうが、複数の医師にかかる意味があるといえそうだ。

◆検査はやり直さなければいけないのか?

 セカンドオピニオンのために別の病院を受診した場合、胃カメラや大腸カメラのように身体への負担の大きい検査を受け直さなければならないのだろうか。西医師は「その必要ない」と話す。

「主治医にセカンドオピニオンを求めたい旨を話し、紹介状(診療情報提供書)を書いてもらい、血液検査やCT、MRIなどの画像診断の結果を提出してもらえばいいので、次の病院で改めて検査を受ける必要はありません。

 セカンドオピニオン医は、最初の診断の根拠となった検査資料や画像、ファーストオピニオンの医師がまとめた書類をもとに、その受け止め方や、治療方針について意見を伝えることになります」

◆主治医に言い出しにくい。どう伝えればいいのか?

 問題は主治医にどのように「セカンドオピニオンを聞きたい」と切り出すかだ。

「主治医に対して『あなたの診断が信じきれない』と言っているようなものだから、言い出しにくい」(60代男性)

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン