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無観客の大相撲春場所「どこの社の記事も似てしまう…」の悩み

朝乃山は大関獲りがかかる(時事通信フォト)

 新型コロナウイルスの影響により、史上初の無観客開催となった大相撲春場所。2日目、立浪部屋の序二段力士が40度の発熱で休場し、関係者はいきなり大騒ぎとなった。立浪親方(元小結・旭豊)の報告を受けた鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)は「ホテルに隔離」を指示。インフルエンザ検査は陰性で翌日は36.7度に下がったという。

「場所前の理事会で『感染者が出た時点で中止』と決まっただけに、各部屋は相当ピリピリしている。37.5度以上の熱が2日続いたらPCR検査となり、感染者を出した部屋の親方は中止の責任を問われかねないから当然でしょう」(協会関係者)

 報道陣はシャットアウトの状況で「立浪親方への直接取材もできない」(担当記者)という。

「今場所は発熱など体調不良の場合、診断書なしで休場可能となった。立浪部屋の件も当初は発表がなく、休場した力士についてメディアから協会に問い合わせて初めて、『40度以上の熱』だと発覚しました」(同前)

 会場のエディオンアリーナ大阪も厳戒態勢だ。力士はタクシーや自家用車でやってきて、裏口で消毒液を手にかけられて中に入っていく。

 本誌記者も2日目に館内に入り取材したが、力士たちとは別の東口の受付では37.5度以上の熱がないか検温がある。チェックが終わると、「検温済」の下げ札を受け取って中に入り、決められた通路を通って3階の記者用の椅子席へ向かう。

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