スポーツ
2020.03.26 07:00 週刊ポスト
ライバルの人気に動じない不動裕理、鈴木愛らの強さ

不動裕理は2003年、年間10勝を上げた(時事通信フォト)
スポーツなら強くて勝つ選手が人気者になるのかというと、必ずしもそうではない。女子ゴルフではたびたび、アイドル的な人気を集めるゴルファーの勝利を阻む“ラスボス”的な存在が出現する。強さ故に記憶に残る、女子プロゴルファーたちだ。
◆ト阿玉(とあぎょく、※トはさんずいに余)
1973年に台湾から来日すると国内ツアー通算71勝を挙げる。1982年からの5シーズンでは41勝し、その間は5年連続賞金女王に輝いた。
「決勝ラウンドではピンクのウエアに身を包み、颯爽と優勝をさらっていく。当時流行った映画のキャラクターにかけて“ピンクパンサー”と恐れられた」(元ツアー記者)
外国人選手で唯一の永久シード選手で、国内ツアー71勝は69勝の樋口久子を凌ぐ歴代最多記録だが、公式記録ではLPGA会員となる以前の13勝がなぜかカウントされず、そのため「歴代2位」にランクされている。
◆不動裕理
プロ4年目の2000年に6勝を挙げて賞金ランク1位になると、6年連続で賞金女王に輝く。この期間で37勝を挙げ、2003年には年間30試合のなかで10勝を挙げた。
「人気プロの服部道子や古閑美保も歯が立たない。優勝者が不動ばかりで、ギャラリーも視聴率も伸びないといわれる時代が続いた。
2003年に宮里藍が高校生でツアー優勝すると、女子ゴルフ人気に火がついたが、2004年、2005年は賞金ランク2位になった宮里の女王戴冠を不動が阻止。横峯さくらも登場するなか、不動はヒール役の位置づけになった」(ゴルフ担当記者)
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