甲子園を使うとなれば、やはり阪神タイガースのスケジュールが気になるところ。元球団社長・野崎勝義氏にも話を聞いた。
「高野連から“甲子園を使わせてくれ”と頭を下げられれば、阪神は最大限の努力をすると思いますよ。143試合の半分はビジターで不在だし、近くには二軍が使っている鳴尾浜球場やほっともっとフィールド神戸、京セラドーム大阪も使えますからね。センバツの代替大会をする間、甲子園を譲ってあげることは不可能じゃないでしょう。
あと、センバツに出場予定だった選手を集めて、シーズンオフに阪神の選手が甲子園で野球教室を開いてもいいと思う。いい記念になるはずです。現在のプロアマ規定では難しいプランだが、今年はここまでの異常事態なんですから、特例で認めたっていいじゃないですか」
元SMAPの中居正広も、情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「出場が決まっていた高校の選手たちと、開幕が延期になったプロの選手が戦うのはどうか」と提案していた。高野連が柔軟に対応すれば、様々な可能性が広がりそうだ。
※週刊ポスト2020年4月3日号