ライフ

コロナ禍で「困った人間性」を露呈してしまう3つの騒ぎ方

東京都は週末の外出自粛を要請(時事通信フォト)

 人々が敏感になっている状況でこそ人品骨柄が問われる。大人力について日々研究を重ねるコラムニストの石原壮一郎氏が指摘する。

 * * *
 東京オリンピックパラリンピックが「一年程度」延期されることに決まったのは、3月24日夜でした。まだ何日もたっていませんが、ずいぶん昔のことのようです。新型コロナウイルスをめぐる状況は、それだけ激しく変化し続けています。

 延期の決定を待ちかねていたように、25日には急に深刻モードになった小池都知事が「感染爆発の重大局面だ」として、週末の外出自粛を都民に要請しました。それを受けて周辺の県も「東京への外出自粛要請」を出したり、政府がなぜかいきなり和牛や魚介類の商品券を発行すると言い出したり、食料品を買い求める人でスーパーが激混みしたり、とにかくいろんな形での混乱や騒動が起きています。

 不安ばかりふくらんでストレスもたまるだけに、平常心を保てないのは仕方ありません。さらに恐ろしいことに、新型コロナウイルスはその特別な存在感で弱った心を揺さぶって、感染していない人にもさまざまな影響を与えてしまいます。

 あなたの周囲にも、あるいはあなたのSNS上にも、次々といろんな対象に牙をむいたり怪しい情報を垂れ流したりして、困った人間性をクッキリと露呈している人がひとりやふたりはいるのではないでしょうか。じつに残念だし、じつに気の毒なことです。

 コロナに負けないために、不要不急の外出をやめて、「密閉」「密集」「密接」の3つの密を全力で避けるのは言わずもがな。それに加えて、コロナの影響で残念な言動をしてしまうという事態も、大人として厳に慎みたいもの。他山の石とするために「困った人間性を露呈してしまう3つの騒ぎ方」に着目してみましょう。

【新型コロナウイルス 困った人間性を露呈してしまう3つの騒ぎ方】

その1「感染してしまった人を責めたり、ヘイトな発言を得意気にしたりする」
その2「素人なのにネットで拾った生半可な医療知識をしたり顔で語りまくる」
その3「デマに乗せられて右往左往したり、そういう人たちを冷笑したりする」

関連記事

トピックス

公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッター役を演じる稲垣吾郎
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演、稲垣吾郎インタビュー「これまでの舞台とは景色が違いました」 
女性セブン
麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
人気格闘技イベント「Breaking Down」に出場した格闘家のキム・ジェフン容疑者(35)が関税法違反などの疑いで逮捕、送検されていた(本人SNSより)
《3.5キロの“金メダル”密輸》全身タトゥーの巨漢…“元ヤクザ格闘家”キムジェフン容疑者の意外な素顔、犯行2か月前には〈娘のために一生懸命生きないと〉投稿も
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン