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2020.04.04 07:00  女性セブン

昭和・平成・令和で愛された 志村けんが生んだ名キャラクター

さまざまな場面で笑いをくれた志村さん

「志村けん、がんばれ!」──彼の回復を願うその声はついに届かなかった。猛威をふるう新型コロナウイルス感染の一報からわずか6日、3月29日に70年の生涯を閉じた志村けんさん。昭和、平成、令和といつの時代も数々の愉快なキャラクターでお笑い界の第一線を走り続け、私たちに笑い、いや爆笑をくれた。

「子供たちにバカだと思われてるのはいい。そう“見える”ってことだから。演じてる者にとってはいちばんうれしい褒め言葉だ」というひと言にその人生が凝縮される。願わくば私たちはもう一度言いたかった。病状が回復し「だいじょうぶだぁ」ととぼけた笑顔を見せる志村さんに、「バカだなぁ」と。

 高校を卒業する直前、お笑い界の門を叩いた。憧れだったザ・ドリフターズに付き人として加入し、6年半に及ぶ下積み時代にお笑いのイロハを目の当たりにした。荒井注さん(享年71)の脱退後、正規メンバーに“昇格”し、最高視聴率50.5%を記録した昭和の伝説番組『8時だョ!全員集合』でお茶の間の人気者に。掛け合いが見事なコントはもちろん、『東村山音頭』を生み、「最初はグー」や「カラスなぜ鳴くのカラスの勝手でしょ」など独自の才能を開花させていく。

「付き人にしてください!」といかりや長介さん(享年72)の家を訪れ、雪が降りしきる中12時間帰りを待ち続けた出会いから36年。志村さんの半生をともに過ごした“師匠”は2004年に逝去。涙を流し見送り、2019年にはテレビ番組で「ぼくの師匠として間違いなかった」と語るなどその絆はたしかなものだった。

◆志村魂

ライフワークだったという(撮影/本誌編集部)

 数多くの冠番組を持ちながら、「お客さんの生の笑い声が最高」と舞台をこよなく愛し続け、2006年に旗揚げした舞台演劇「志村魂」はライフワークとなり、全国各地に笑いを届けた。

◆ひとみばあさん

ハチャメチャだけど愛すべきばあさんキャラ

 耳が遠く、終始「あんだってぇ!?」と聞き返す仕種で笑いを起こしたひとみばあさん。客の注文も聞かず、話は噛み合わず、ハチャメチャだけど嫌われない、愛すべき“困ったばあさん”。

◆バカ殿様

“バカ殿”はもともと『全員集合』のコントの1つでもあった。ザ・ドリフターズの作品を受け継ぎ、桑野信義、ダチョウ倶楽部ら愛する“家臣”とともに代表作へと育て上げた。2020年1月に放送された最新作が“遺作”に。

◆変なおじさん

「そうです、私が変なおじさんです!」──たったこれだけのセリフで爆笑を生むのは、ステテコ姿に青ヒゲ、変態キャラという強烈な個性があってこそ。「だっふんだ」の名フレーズとともに、志村さんを代表するキャラクターのひとつとして愛された。

※女性セブン2020年4月16日号

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