ライフ

いまさら聞けない五月人形とこいのぼりの基本

五月人形はいくつになっても飾るのはよしとされるため、親子や兄弟の分を並べて飾ると華やか(撮影/菅井淳子)

 5月5日は端午の節句。男の子の成長を願って飾られる五月人形やこいのぼりだが、どの種類を選んだらよいかなど、飾る意味や知っておきたい知識を紹介します。

 節句飾りには、男の子の健やかな成長を願うお守りのような存在である「内飾り」の五月人形と、急流を登り切った鯉が龍になるという中国の「登龍門伝説」にちなみ、立身出世を願って屋外に飾る「外飾り」のこいのぼりがある。

 老舗人形店『吉徳』の浅草橋本店副店長・小松淳一 さんこう言う。

「それぞれ目的が異なるため、両方飾るのがおすすめです」

 大きさやデザインの種類も豊富。選ぶ際は、予算や飾る場所に合わせて気に入ったものを選びたい。

「最近は、五月人形ならきらびやかな兜飾りやかわいらしい鎧着大将飾りが人気で、戦国武将を模したものも増えています。こいのぼりなら、ベランダに飾る手軽なタイプを選ぶかたが多いですね」(小松さん)

 新たに男の兄弟が生まれた場合も、その子のためのお守りとして新しい五月人形を用意する。こいのぼりの場合は、長男と色違いの子鯉を足してあげるとよい。

◆五月人形はリビングの直射日光を避けた場所へ
 五月人形は、色あせの原因になる直射日光が当たらず風通しのよい位置を選び、家族が集まるリビングなどに飾る。こいのぼりは、雨風が強い日は室内にしまいながら飾ると長く使える。

◆お彼岸後に飾り、5月中の晴れた日にしまう
 飾る時期に決まりはないが、五月人形もこいのぼりも、お彼岸後の3月末から4月中旬までには飾りたい。こどもの日を過ぎたら、5月中の晴れた日に片づけ、湿気の少ない場所へしまう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
理論派として評価されていた桑田真澄二軍監督
《巨人・桑田真澄二軍監督“追放”のなぜ》阿部監督ラストイヤーに“次期監督候補”が退団する「複雑なチーム内力学」 ポスト阿部候補は原辰徳氏、高橋由伸氏、松井秀喜氏の3人に絞られる
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン