外出できないと毎日が退屈になる。ここでも頼りになるのがネット系だ。

「『YouTube』や『Netflix』といった動画サービスを利用すれば退屈知らずです。友達や離れて暮らす家族と同じドラマを見て、電話で感想を言い合うのもストレス発散になります。昔見た名作だけでなく、普段あまり見ないジャンルに挑戦して趣味を増やしてみるのもいいでしょう」(ITライター)

 巣ごもり生活のなかで欠かしてはならないのが運動だ。

「高齢者は日常の運動量が減ると一気に虚弱が進みます。特に糖尿病や高血圧などの生活習慣病は運動をしないと悪化しますし、認知機能の低下も心配です。高齢者はテレビを見ながらでもいいので日常的にストレッチやラジオ体操を心がけてほしい。高齢者でも簡単にできる運動の本などを家族がプレゼントして、“毎日これに沿って運動してね”とアドバイスしてください」(前出・近藤さん)

 高齢者が発熱した場合、慌てて通院することはNGだ。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんはこう話す。

「体調の悪い不特定多数が集まる病院の待合室に高齢者が行くと、院内感染のリスクが高まって非常に危険です。持病の薬がなくなったら、遠隔処方で主治医からもらってください。

 また、熱が出ても急いで病院に行くことは避け、まずは主治医に電話して指示を仰ぐこと。場合によってはオンライン診療が受けられるはずです。その際は保健所ではなく、必ず主治医に電話してください」

※女性セブン2020年4月23日号

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