芸能

竹下景子が語る「お嫁さんにしたい女優」の呪縛と感謝

「お嫁さんにしたい女優」というキャッチフレーズを本人はどう思っていたのか

 時代ごとに輝く女優たちは、「お嫁さんにしたい」相手として男たちに愛されてきた。『男はつらいよ』などで活躍した竹下景子(66)もその一人だ。

 1977年2月26日放送の『すばらしき仲間』(TBS系)で、元運輸大臣の荒船清十郎氏がポロッと漏らした一言に、メディアが一斉に飛び付いた──。

 荒船氏と稲葉修氏の2人の大物政治家との鼎談に呼ばれた23歳の女子大生は母親の着物を借り、気合いを入れて収録に臨んだ。竹下は当時を振り返ってこう語る。

「ほとんど台本のないフリートークの番組で、人生の大ベテランが丁々発止でお話をされていました。私は弁舌巧みなお2人の中に割って入れるわけもなく、進行も座持ちもできませんでした。情けなくて、ボロボロ泣きながら帰ったのを覚えているんですね。その時に荒船さんが『息子の嫁にしたいようなお嬢さんですね』っておっしゃったんです。リップサービスだったと思うんですよ」

 清楚な外見に加え、東京女子大学に通い、日本舞踊も茶道も習得していた竹下は“お嫁さんにしたい女優”の称号にピッタリだった。4か月前からレギュラー解答者になっていた『クイズダービー』(TBS系)では、司会の大橋巨泉がそのフレーズを頻繁に使用。雑誌で紹介される際も枕詞のように付いて回り、翌年には『結婚してもいいですか』で歌手デビューし、イメージが定着した。

「まだ20代前半で、見るもの全部が目新しいですし、日々のお仕事が楽しいので、本人は家庭に落ち着くことなんて全然考えていませんでした(笑い)。ただ、ドラマや映画でも、真面目な学生や良家のお嬢さんのような役柄が続きました」

関連記事

トピックス

優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
“アンチ”岩田さんが語る「大谷選手の最大の魅力」とは(Xより)
《“大谷翔平アンチ”が振り返る今シーズン》「日本人投手には贔屓しろよ!と…」“HR数×1kmマラソン”岩田ゆうたさん、合計2113km走覇で決断した「とんでもない新ルール」
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン