ライフ

新型コロナの影響で生活苦になったら…頼れる7つの公的制度

働くに働けないときに(イラスト/田中斉)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、収入が減ったり、失業したりする人も多いだろう。もしも、生活に困窮する事態になったとき、どんな制度に頼ることができるのだろうか? 公共料金・電話代等の支払い猶予、住宅ローンの見直し、内定取り消しへの対処など、7つの公的制度を紹介する。

◆小学校休校で会社を休んだ!
→【休校に伴う保護者の休暇取得支援制度】

 小学校等の臨時休校で、仕事を休まざるを得なくなった保護者が、賃金の全額を受け取れるように事業者を助成する制度。正社員はもちろん、パート・アルバイト等の非正規労働者も日額上限8330円が会社に支給される。フリーランスの場合は、仕事ができなかった日について1日あたり4100円(定額)が支給される。申請期間は6月30日まで。

◆新型コロナに感染して仕事を休んだら!
→健保の「傷病手当金」が役立つ

 健康保険に加入している人が、新型コロナに感染して働けなくなった場合、休業4日以降分から傷病手当金が受け取れる(給料がある人は対象外)。給付は平均給与月額の約3分の2が目安。また、新型コロナに関しては国民健康保険でも国が補助するとの通達があり、国保の人は地元の役所に聞いてみる価値がありそう。適用期間は9月30日まで。

◆PCR検査の費用は?
→保険適用になって、しかも自己負担ゼロに!

 すっかりおなじみとなった感染の有無を調べるPCR検査。当初は高額という噂もあったが、3月6日から保険適用に。その自己負担も国が補助するため、実質0円で検査が受けられる。

◆家賃が払えない!働くに働けない!
→生活困窮者自立支援制度が助けてくれる

 2015年に開始した制度で、休業や失業などで経済的に困窮してしまう恐れのある人を支援。たとえば、家賃が払えない人には、一定期間、家賃相当額を支給する「住居確保給付金」。仕事がない人には、働くための職業訓練受講手当を給付する「就労準備支援事業」など。新型コロナ対策でも、利用できる支援があるので相談してみよう。ただし、それぞれ条件があるので、まずは最寄りの自治体の自立相談支援機関へ。

関連記事

トピックス

イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
マンションの周囲や敷地内にスマホを見ながら立っている女性が増えた(写真提供/イメージマート)
《高級タワマンがパパ活の現場に》元住民が嘆きの告発 周辺や敷地内に露出多めの女性が増え、スマホを片手に…居住者用ラウンジでデート、共用スペースでどんちゃん騒ぎも
NEWSポストセブン
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
デビュー25周年を迎えた後藤真希
デビュー25周年の後藤真希 「なんだか“作ったもの”に感じてしまった」とモー娘。時代の葛藤明かす きゃんちゅー、AKBとのコラボで感じた“意識の変化”も
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン