◆「うつ伏せでゴロゴロ」は首・背骨に負担
寝転がって過ごす時間が増えた人も、その姿勢次第で、体への負担が変わる。
「仰向けの姿勢で眠れば、首から腰にかけての『S字カーブ』に負担がかかりにくくなり、腰痛や肩こり、慢性疲労の予防になります。平均的な姿勢の人はうつ伏せで寝ると腰が反るので、S字カーブに負担がかかりやすくなる」(清水医師)
◆昼寝するなら「15分程度」
昼食後に眠気に誘われウトウトする場合、「机に突っ伏して昼寝」をする人は多いが、それは間違いだという。
「机に伏せて腕枕で眠ると人間本来のS字カーブが崩れてしまいます。しっかりと横になって寝たほうが、背骨の歪み防止や体のバランス維持につながり、体への負担を最小限に抑えることができます」(清水医師)
ただし寝すぎには注意が必要だ。
「昼寝は『15分程度』にとどめたほうが、夜間の安眠を確保し、適切な生活リズムの維持につながります」(秋津医師)
※週刊ポスト2020年5月8・15日号