新型コロナウイルスによる外出自粛でコロナ太りする人が増えている。そんな中、「今こそ朝食を食べてダイエットを!」と語るのは、「お腹から痩せるダイエット方法」を開発した一般社団法人日本健康食育協会代表理事の柏原ゆきよさん(管理栄養士)だ。朝活コミュニティ「朝渋」代表で、会員とともにさまざまな朝活を行っている井上皓史さんが、柏原さんに話を聞いた。
* * *
井上皓史(以下、井上):僕は5時に起きる早起き生活を続けていて体調やパフォーマンスはバッチリなんですが、気になっていることがありまして。年齢とともに体重が増えてきたんです。そんなとき柏原さんの『お腹からやせる食べ方』を拝読しました。僕もお腹が出てきているので、これはいいなと。
柏原ゆきよ(以下、柏原):たくさんの方の食サポートをさせていただいていますけど、お腹がぽっこり出ていることに悩んでいる方は多いですね。
井上:柏原さんは、「痩せる食べ方のコツは、お米中心の朝食をとること」と書かれていますよね。でも、炭水化物抜きダイエットは有名ですし、僕も朝食を抜いていたこともあるんですが。
柏原:私はまず一日3食をきちんととるという提案をしていますが、特に痩せたいときは朝食を変えるのが一番なんです。食事の内容を変えるんです。現場で5万人の方を見てきた結果、それは自信を持って言えますね。
井上:なぜ朝食が大事なんですか?
柏原:夜間は体温が下がり、臓器や筋肉、脳などの機能がお休みするスリープモードになっています。その状態からアクティブモードに切り替えるためのカギが朝食です。
井上:体に食べ物を入れることで、スイッチがオンになる?
柏原:そうです。そして、その目安になるのが体温です。体は食べたものを燃やしてエネルギーを作りますから、どのタイミングで何を食べるかによって、体温が変わってきます。食後に体が温かくなったと感じることがありますが、食べ物を消化するために胃腸の筋肉が動いてエネルギーを燃焼している証拠です。