芸能

辛酸なめ子の人生を変えた映画『なまいきシャルロット』

辛酸なめ子さんのおすすめの映画は…

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言は解除されたものの、引き続き私たちができることは不要不急の外出を控えること。まだまだおうち時間を過ごす必要があるなか、素晴らしい映画を見て、人生を考えてみるのはどうだろうか。そこで漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんに「人生を変えた映画」を紹介してもらった。

◆人生を変えた映画
『なまいきシャルロット』
現在Amazonプライムビデオ他にて配信中

フランスを代表する女優の初主演(C)OLIANE PRODUCTIONS-MONTHYON FILMS-TELEMA-FILMS A2/1985

【あらすじ】
 夏のバカンスにわくリセエンヌ(女子学生)たちに交じって、13才のシャルロットはなんとなく憂鬱。だけどその理由は、自分でもよくわからない。そんなある日、シャルロットは音楽室で天才少女ピアニストのクララと出会う。

──この作品を見て、あなたの人生はどう変わりましたか?

「10代の頃に憧れていたシャルロット・ゲンズブールが主演を務めた、フランスの青春映画。思春期特有のコンプレックスや悩みを抱える13才の少女が、大人になるステップを描いています。『人生って冷たい』という、子供ながらにどこか達観した鋭いセリフが、心に刺さりました。小悪魔のようなシャルロットの表情が魅力的で、私も早く恋をして、大人の女性になりたいと感化されたものです。残念ながら、私は小悪魔にはなれませんでしたが…」

──特におすすめのシーンやセリフは?

「作中に出てくるフランスの女の子のファッションに憧れました。なかでも美脚が際立つシーンが好きで、こんなふうに脚を露出できればなぁ…と10代の頃妄想していました」

【プロフィール】
しんさん・なめこ/1974年8月29日生まれの漫画家・コラムニスト。近年の主な著作に『おしゃ修行』(双葉社)、『魂活道場』(学研プラス)など。

※女性セブン2020年6月18日号

『なまいきシャルロット』は現在Amazonプライムビデオ他にて配信中

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン