ライフ

脳卒中予備軍チェックリスト14 独身、肥満、喫煙者は危険?

脳卒中になりやすい人とは(写真/アフロ)

 手足がしびれる、ろれつが回らない、めまいがする…そんな症状が、ある日突然起こるのが「脳卒中」だ。基本的に激しい痛みなどがないため、こういった症状が出ても大丈夫だと見過ごしがちだが、この段階ですぐに病院へ行かないと、命を落とす危険性がある恐ろしい病気なのだ。

 脳卒中にはいくつかの種類があるが、もっとも罹患者数の多い「脳梗塞」は、6~8月に発症件数が増える。新型コロナウイルスの感染も怖いが、いまの時期は脳卒中にも用心しないとならないのだ。

生活習慣病が脳卒中を引き起こす

 では、脳卒中にはどう対処すればいいのだろうか。まずは別掲のチェックリストに挑戦してほしい。いずれも生活習慣病になりやすい人の特徴をあげている。

 というのも、脳卒中が起こる主な原因は動脈硬化だ。動脈硬化があると、血栓ができやすく、血管も裂けやすくなる。そしてその動脈硬化の原因が、生活習慣病だからだ。動脈硬化は加齢とともに進行するが、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの持病があると、さらに症状が進みやすい。

 聖マリアンナ医科大学東横病院脳卒中センター副院長・脳卒中センター長の植田敏浩さんはこう話す。

「なかでも高血圧は動脈硬化、ひいては脳卒中を引き起こす最大の危険因子の1つです。高血圧症の人が脳卒中を発症する危険性は、正常な血圧の人の4~6倍も高いといわれています」

 コレステロールや中性脂肪の数値が高い高脂血症や糖尿病による高血糖状態、喫煙も動脈硬化を進行させる。また、不整脈の一種の心房細動は、心原性脳塞栓の原因となる。

 脳卒中の予防には、以上のような危険因子を減らすことが第一の課題となる。60才以下だからと過信せず、生活を見直してみよう。

※女性セブン2020年7月2日号

このリストで該当項目があった人は要注意

関連記事

トピックス

硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
『1億2千万人アンケート タミ様のお告げ』(TBS系)では関東特集が放送される(番組公式HPより)
《「もう“関東”に行ったのか…」の声も》バラエティの「関東特集」は番組打ち切りの“危険なサイン”? 「延命措置に過ぎない」とも言われる企画が作られる理由
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン