芸能

渡部乱倫問題 「浮気された側」に原因求める人たちの言い分

活動自粛中の渡部建(時事通信フォト)

活動自粛中の渡部建(時事通信フォト)

 どんな意見にも多数派の意見とは逆を主張する人たちがいるものだが、芸能人の不倫スキャンダルについても同じ事が起きている。まるで、いじめ事件が起きたあと、いじめた側も悪いけれどいじめられた側にも原因があるという歪んだ認知を主張する人たちのようだ。複数不倫を認め、仕事をすべて自粛している渡部建への擁護には、どんな傾向が見られ、その裏に隠れている本音は何なのか。ライターの宮添優氏がレポートする。

 * * *
 人気お笑いコンビ「アンジャッシュ」渡部建の不倫騒動が、ようやくコロナ禍を抜け出しつつある世間を騒がせた。全ての番組出演を自粛し、相方がラジオ番組で涙の謝罪放送を行うなど、世論は「渡部が悪い」ムード一色だ。ところが、悪いのは渡部だけなのか、むしろ渡部の妻である佐々木希にも原因があるのではないか、という声がネット上に目立ち始めている。

 リアルでそのような本音を持っていても、なかなか人前では披露できないということで、ネット上に書き連ねている、といったところだろうか。不倫はした側だけでなく、された側にも問題があると考える人たちに本音を聞いた。

「ツイッターで『佐々木希が相手をしなかったから』という書き込みが流れてきてなるほど、と思いましたね。私も妻と結婚し、子供が生まれてから夜の関係はほぼゼロになりました。妻は私の元彼女、妻であり、今では私の息子の母親という認識。妻が妻のまま……いや、彼女だった頃くらい女らしくしてくれれば浮気はなかったでしょうね」

 このような持論を展開するのは、都内の広告制作会社勤務・小松恭平さん(仮名・40代)。大恋愛の末に妻と一緒になったという小松さんだが、すでに家庭内別居状態。不仲の理由については「妻の女らしさが足りないから」と言って憚らず、自身は出会い系アプリで知り合った女性と逢瀬を重ねる毎日だ。妻が女らしくあるために何か協力をしている気配は無い。誰の目から見ても、単なる「浮気男」なのだが、本人はいたって真面目に、自身の責任を棚上げするのだ。

「佐々木さんの場合、妻と違って女らしさは十分ですから、あとは夫に構っていればよかったんですよ。女は女らしくしていないとダメでしょ」(小松さん)

 自身の「男らしさ」についてはどう考えっているのか問うと押し黙ってしまった小松さん。「給与を家に入れている」とか細い声で答えたが、浮気に時間を取られているため、自宅で家族のために使う時間は少ないはず。よく考えるまでもなく、これは逆に妻側から見ても夫を「男として見てはいない」という現実でもあるのではないか。

関連記事

トピックス

NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
被害者の村上隆一さんの自宅。死因は失血死だった
《売春させ、売り上げが落ちると制裁》宮城・柴田町男性殺害 被害者の長男の妻を頂点とした“売春・美人局グループ”の壮絶手口
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
突然の「非常戒厳」は、国際社会にも衝撃を与えた
韓国・尹錫悦大統領の戒厳令は妻を守るためだったのか「占い師の囁きで大統領府移転を指示」「株価操作」「高級バッグ授受」…噴出する数々の疑惑
女性セブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
小倉智昭さん、新たながんが見つかる度に口にしていた“初期対応”への後悔 「どうして膀胱を全部取るという選択をしなかったのか…」
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン