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2020.06.22 16:00  週刊ポスト

横浜を襲う災難 客船感染、火災、ヒアリで「勘弁してくれ」

「飛鳥II」で火災発生(共同通信社)

 大量の大型コンテナが整然と並ぶ横浜・本牧ふ頭。休憩所や公園のいたるところにこんなポスターが貼ってある。

〈ヒアリが発見されました 見つけても絶対に触らないでください〉

 6月11日、横浜市は本牧ふ頭で約300匹のヒアリが見つかったと発表。すでに営巣している可能性があるとした。

 横浜港と言えば、新型コロナの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」が5月16日に出港したばかり。平穏を取り戻した矢先に新たな脅威がやってきた形だ。

「ヒアリは強毒を持つ南米原産の蟻で、刺されると焼けるような痛みが表われ、最悪の場合は呼吸困難や意識障害になる。ヒアリは6月から7月にかけて活発化し、5km以上飛ぶことも分かっています。繁殖力も強く、今後広範囲で発見されていく可能性があります」(昆虫に詳しい琉球大学農学部の辻和希教授)

 さらなる不運も襲った。ヒアリ発見の5日後に横浜港に停泊している大型クルーズ船「飛鳥II」で火災が発生。横浜市消防局と海上保安庁の特殊救難隊が出動し、消火活動にあたった。地元のタクシー運転手が嘆息する。

「このところ横浜はついてないんだ。昨年9月には台風15号でこのあたりの岸壁が壊れて今でも工事をしてるし、うちの会社の車なんか台風の高波で4~5台が水没して即廃車だよ。その後はクルーズ船にヒアリ、火災ともう勘弁してほしい」

 港が平穏を取り戻す日は──。

横浜市ではふ頭に巣穴が(写真提供/横浜市環境創造局)

7mmあるヒアリ(時事通信フォト)

※週刊ポスト2020年7月3日号

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