歴代の「不倫夫」を持つ妻たちの選択はさまざま

 少しでもお金の不安を小さくしたいなら、タイミングも大切だ。夫婦問題研究家の岡野あつこさんが説明する。

「安定した収入を得られる仕事に就けたときや、夫に退職金が出たときなど、夫の収入に頼らなくてもよくなったら、“離婚のしどき”。もし子供がいるなら、急に名字が変わっていじめられることなどがないよう、進学や進級のタイミングに合わせることも大切です」(岡野さん)

 夫の不倫に気づいたら、証拠を集め、お金とタイミングを計算して、着々と準備を進める。悪どいくらいのしたたかさが、不倫されても幸せでいるコツだ。

 実際に、夫の裏切りに気づきながら、30年以上“見て見ぬふり”をしている妻もいる。

 埼玉県の伊藤圭子さん(59才・仮名)は、大手メーカーに勤める夫のもとで、結婚以来悠々自適の専業主婦生活を送っている。

「20代で結婚したばかりの頃、夫のワイシャツに口紅がついているのを見つけました。明らかに意図的につけられたもので、有名な女性用香水のにおいもしました。浮気を確信しましたが、“いつか何かあったときに突きつけてやろう”と思い、誰にも言わず、シャツは洗わずに保管しています。そのうち夫はまっすぐ帰ってくるようになり、“終わったんだな”と思いました。その後、浮気の片りんは一切ありません」

 一方、神奈川県の専業主婦・塚田真由美さん(48才・仮名)は、夫からすべてを奪う”完全勝利”を収めた。

「銀行員の夫の背広のポケットからフィリピンパブのカードが出てきたんです。いくら問い詰めても言いくるめられてしまい、探偵事務所に依頼。すると、2か所のフィリピンパブそれぞれに愛人がいることがわかりました。証拠写真を夫の上司に見せたことで、夫は仕事を失い、愛人たちも雲隠れしたようです。いまは慰謝料と養育費をもらって離婚し、子供たちと実家で幸せに暮らしています」

 許すも許さないも妻次第なら、後悔のない選択をしたい。

※女性セブン2020年7月16日号

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